渋沢栄一の短い有名な名言の意味解説!【夢七訓、論語と算盤】
あなたは新一万円札の顔になる、渋沢栄一さんがどんな方かご存知でしょうか?
今を生きる私たちに活かせる言葉=名言をたくさん残されています^^
この記事を読めば名言の本質を理解出来るようにしました。
また、ビジネスに活かせる「論語と算盤」
人が活力を持ち幸福に生きる為の「夢七訓」の名言の思考をあなたが活用出来るように伝えてます!
関連記事は「福沢諭吉さん」「渋沢栄一さん」の比較し、そこに隠されてたメッセージとは?を解説と具体例を提案した記事です^^↓
以下は記事の構成になります。
このエリアでは、私の意見や体験談を元に名言に秘められた思考の理解を助けます。
目次のタイトルは名言の思考を要約していますので、時間がない時は目次だけを読み、時間がある時は本文を読んで頂けると理解が深まります。
皆さんの思考が変わり、やがて運命が変わる手助けが出来たら嬉しいです^^
それでは紹介していきますね!
渋沢栄一の名言:夢七訓〜夢を持つことが幸福に繋がる
夢七訓、夢なき者は理想なし、理想なき者は信念なし、信念なき者は計画なし、計画なき者は実行なし、実行なき者は成果なし、成果なき者は幸福なし、故に幸福を求むる者は夢なかるべからず
引用元:深谷市立大寄小学校
具体的に夢、理想、信念などを持ち続けるためには何が必要だと思いますか?
私は必要なことが3つあると思います。
①「ポジティブな思考」は一番大切であり、ポジティブな思考の元で考え、行動から学び、フィードバックすること。
仮にポジティブな思考を持つことを難しい場合でも「なぜ、ポジティブな思考が出来ない状態なのか?」をしっかりと時間をかけてでも理由を深掘りしていく必要があります。
ネガティブ思考のままでは、あなたにとってプラスの要素見つけることが難しいからです。
ただ、人は不変や安定を求めます。
思考を変化させるということは、今までのあなたの考え方や行動を変えなければいけないということなので、そこには常に不安、戸惑い、焦り、苛立ちなどの負の感情が湧くかもしれません。
ですが、感情の変化は今現在の感情が本質ではなく、その過程が大切であり、結果ポジティブになれたことが本質です。
つまり、ポジティブな思考を持つために一時的に「負の感情が湧いた」としても結果的にポジティブな思考を手に入れることが出来たのなら得るものは大きいですよね^^
②「人に不可能と言われても諦めない気持ち」はポジティブな思考の元で発揮され、他者の意見を跳ね除ける力があります。
人は他者に良い意味でも、悪い意味でも影響を受けるのですが、悪い影響の方が強く影響を受けてしまいます。
良い影響だけを受けるためには素直で謙虚な気持ちがあることが前提での自分の芯の強さが必要であり、芯の強さが無ければ悪い影響も素直に受けてしまうということです。
つまり、ポジティブな思考と人に悪い影響をされない芯の強さが必要です。
③「未来のことを考える余裕と想像力」を一つずつ伝えます。
「未来のことを考える余裕」はあなた自身が作り出す余裕なので、「仕事が落ち着いたら」「試験が終わったら」などの問題が片付いたからといっても勝手に余裕は出来ません。
未来のことを考える余裕に必要なのは、「自分の心が安らぐのはどんな時かを知る」「今起きている問題の解決策を具体的に見つける」の2つです。
・1つ目「自分の心の安らぎ」は、人によって様々で、私の場合は3時間前行動を徹底することでした^^;
時間を無駄にしているように感じるかもしれませんが、この時間は他でもない自分自身に使う時間なので決して無駄ではありません。
この行動で私は自分と向き合う時間を作ることが出来たと思います^^
・2つ目「今起きている問題の解決策を具体的に見つける」ことは大切です。
なぜなら、人は「問題が起きた時に答えが無いこと」に不安を覚えます。
例えば「将来の不安」「仕事の昇進」「転職や独立」「老後」「結婚が出来るのか?」などの漠然としたことに対しては不安を覚える方もいるのではないでしょうか?
これらは具体的に解決策を一つずつ丁寧に深掘りして問題解決策の難易度を下げていくことで不安は解消できます。
これらが夢、理想、信念を持つことに繋がり、あなたを助けてくれると思います。
渋沢栄一の名言:40歳、50歳はハナタレ小僧!?
四十、五十は洟垂れ(はなたれ)小僧
六十、七十は働き盛り
九十になって迎えが来たら
百まで待てと追い返せ引用元:ダイヤモンド・オンライン
長生き出来る方は本当に芯が強いというか、人間的に強いですよね^^
人生100年時代と言われている今の時代にも響く言葉です。
精神的に100歳まで意欲的に過ごす方法は、夢や理想、信念を持ち続けて叶えようという意志ではないでしょうか?
渋沢栄一の名言:論語と算盤=道徳とお金儲けの関係性を解説
ここでは、渋沢栄一の名著 論語と算盤をできる限り、分かりやすく伝えます。
結論を先にお伝えします!
仕事などでお金を儲ける際には「人の為になる行動と利益が等しく大事であり、どちらかに傾くと経営も傾くということ」
私は不断にこの算盤は論語によってできている、論語はまた算盤によって本当の富が活動されるものである、ゆえに論語と算盤は、甚だ遠くして甚だ近いものであると始終論じておるのである
ただ、実際はどちらかに偏ってしまうことが多いと思います。
例えば、物を販売している場合は売り上げに固執し押し付けた接客をしてしまい、「道徳=買い手の気持ちを尊重すること」を蔑ろにしてしまうことですね。
逆に、お客さんのことばかりを考えて低価格にし、利益を蔑ろにすることも良くあることだと思います。
そして、広い意味合いでは物を販売していなくとも「サービスの提供」「価値の提供」などの形のない事柄や仕事全般に言える定義ですね。
では、どちらかに偏ってはいけない理由はどこにあるのでしょうか?
理由は3つあります。
①いずれその商売は破滅する。
理由は、売り上げ主義に偏ると「顧客の信用を失う」顧客主義に偏ると「顧客に寄り添い過ぎて商品のクオリティや価値、利益が下がる」ことに繋がります。
②従業員や部下、会社が育たない。
理由は、売り上げを上げるために無理に売ることや単価を必要以上に上げることは売り手側のアイデンティティを損ない「理念や信念、人が育つこと」を難しくします。
③社会経済に貢献出来ない。
理由は、①と②の理由により、その会社が「一個人に価値を提供できない」ので、社会にも価値が提供出来ないということです。
つまり、渋沢栄一さんが伝えたいことは「道徳と経済活動が等しくなければ、本当の意味での人に対しての価値提供を出来ない」ということです。
道義を伴った利益を追求しなさい
引用元:ダイヤモンドオンライン
公益を大事にせよ
引用元:ダイヤモンドオンライン
富を求め得られたなら、賤(いや)しい執鞭の人となってもよい、『正しい道を踏んで』という句がこの言葉の裏面に存在しておることに注意せねばならぬ
引用元:東洋経済オンライン
ここでも、渋沢栄一さんの根底にあるのは道徳を伴った経済活動です。
道徳がない経営は社会にどんな形でも悪影響を及ぼします。
では、正しい道とは?
正しい道とは「人を助けること」「社会を助けること」「将来の世代の為に出来ることを考える」「私利私欲の為の経営ではなく、社会貢献が思考の根底に存在すること」だと私は思います。
ただ、今の時代は多様性と多動性、移り変わりと目移りが激しいので「正しい道」を進むことは難しいと思いますが、難しいのでやらないことと難しいがやろうとすることは大きく違いますよね。
SDGs(持続可能な開発目標)もここ10年で注目され、最近では至る所でも目にする機会が増えました。
大袈裟かもしれませんが「日本の企業の社会貢献がいずれ、世界に貢献することに繋がり、それが日本企業の力を世界的に有名にしていくこと」に繋がるのではないでしょうか?
渋沢栄一の名言:向上心と学ぶ姿勢
結論を先にお伝えします!
「常に向上心という欲を持ち続け、学びと経験を大切にする」
「学ぶは真似をするが語源なのでその本質を真似て習得する」
「成功や失敗は結果に過ぎず、過程を大切にする」
「自分の身の程を常にわきまえて行動する」
すべて世の中のことは、もうこれで満足だという時は、すなわち衰える時である
無欲は怠慢の基である
良い欲と悪い欲の違いと無欲とは?
良い欲とは・・・向上心であったり、理想、信念が元にあるポジティブな考え方。
悪い欲とは・・・他者を利用することしか考えず、いかに自分が楽をするかが元にあるネガティブな考え方。
無欲とは・・・何も考えないこと。
では、良い欲の持ち方は「自分と向き合うこと」が必要だと思います。
自分と向き合う方法は色々ありますが、一例として3つ。
①「自分が良くする行動」
②「よく口にする言動」
③「よく行う習慣」
これらの理由を掘り下げて「あなたの心の動きを捉える」ことを考えるのが大切だと私は思います。
学問は一種の経験であり、経験はまた一種の学問である
歳を重ねることは自ずと経験を重ねることにある程度は比例します。
ただ、年齢を重ねても経験を活かせるかは個人差があるので注意が必要です。
理由は、年齢の重ね方が「経験を避けてきたのか?」「あえて経験を積んできたのか?」に左右され、「人の為に活かす気持ちを持ち続けているか」で決まるからですね。
今の時代は誰かの経験をスマホなどのネットで学ぶことが出来るので経験を積まなくても知ることが出来ますが経験が足りなくなってしまいます。
なぜなら、手軽に知ってしまうと経験をする欲が無くなり、経験を積む機会を奪うことになるからです。
なので私は経験を積んだ方が良いと思います。
真似をするときには、その形ではなく、その心を真似するのがよい
引用元:渋沢栄一訓言集
本質の理解に必要なことは、原理原則を理解することと同じです。
つまり、具体的には理解したいことを掘り下げて考える必要があるということ。
難しいと思うことをどれだけ噛み砕き、簡単に感じるように出来るかが大切であり、そこまで掘り下げることが出来て初めて、本質を理解し真似をすることが出来ると思います。
自分が掘り下げて考えられるので、人に教える時にも難しい理論を簡単に伝えることが出来ますよね。
成功や失敗のごときは、ただ丹精した人の身に残る糟粕
もちろん、成功はしたいですし、失敗すると落ち込みますよね。
ただ、長い目で見た場合は成功したのなら成功した経緯や経験、失敗したのなら失敗を糧に成功に繋げる姿勢や行動にこそ価値があります。
蟹は甲羅に似せて穴を掘るという主義で、渋沢の分を守るということを心掛けている
自分の分をわきまえるからこそ、冷静な判断ができると思います。
まとめ
渋沢栄一さんの名言はいかがでしたでしょうか?
私が渋沢栄一さんの名言で印象に残った思考がビジネスに生きる方というイメージでは、道徳を無視してしまいがちですが、そこを重視し、夢を持つことの大切さを伝えることが刺激を受けました^^
福沢諭吉さんが重視した「学ぶことの大事さ」を説いてきてそれはほぼ達成していると思います。
今の時代には少し感覚のズレが生じてきて、学ぶことは皆さんしていますが、即答で夢を答えられるでしょうか?
実際に私の学生時代でも夢を持っていない方が多かった記憶があります。
つまり、今の時代には夢を持ち、それを幸福に繋げる力が必要になっているので新紙幣に渋沢栄一さんが選ばれたのではないでしょうか?
渋沢栄一さんと福沢諭吉さんの名言を比較した記事と渋沢栄一さんの「論語と算盤の現代語訳版」を掘り下げた記事を執筆予定ですのでお待ちくださいね^^
では、また次の名言でお会いしましょう!